千種の古城を確認する会2021年2月6日読了時間: 2分石塔は今も正直だ! 「奥西山さんぼ」で確認した石塔No9(9)門前隣保入口の 「光明真言百万遍供養塔」 「奥西山だより」第4号において、大仙神社下の里道を北へ120mばかり遡った東側山裾に「光明真言百万遍供養」の石塔が有りますと報告していました。この石塔の上には太い樫の木が有ったために、太陽を遮って銘文が読めなかったのです。しか...
千種の古城を確認する会2021年1月30日読了時間: 3分(附) 千種町下河野 砂子の「道標」千種町下河野の岡の西に位置している砂子の道標は、花崗岩の自然石を利用しています。高さは92,0cm、横幅は52,5cmで、奥行(厚さ)22,0cmです。今は山裾に建っていますが、元はやや北の畑中に北向きに位置していたと考えられます。中央の最上部に「胎蔵界大日如来の梵字(アー...
千種の古城を確認する会2020年12月19日読了時間: 6分往古の時を超えて輝く遺構!「奥西山さんぽ」で確認した遺跡 No3新たな驚きの大発見(再び・・・) (1)「鉄穴流し」の問題点 江戸時代に吉備地方や出雲地方・伯耆地方で行われてきた「比重選鉱法」による真砂砂鉄を採取する鉄穴流しの操業は、我が国の製鉄業に大きな貢献が有りました。しかし、一方では大きな問題も引き起こしました。「鉄穴流し」は大量...
千種の古城を確認する会2020年11月7日読了時間: 2分往古の時を超えて輝く遺構!「奥西山さんぽ」で確認した遺跡 No.1※ 新たな驚きの大発見 「千種の古城を確認する会」では、昨年の「奥西山さんぽ」の事前調査によって「野たたら製鉄」の炉を4基確認していました。「鉄滓(てっさい=スラッグ、俗称カナクソ)」の採取だけでは「野たたら」の存在は全く分からないのです。しかし、「鉄滓」の採取とボーリング...
千種の古城を確認する会2020年9月25日読了時間: 2分「奥西山さんぽ」で確認した石塔NO.8 ~石塔は今も正直だ!~( 8 ) 再び確認された石塔 「奥西山さんぽ」で確認した石塔のNO.1で最初に取り上げた萬延元庚申歳(年)」(西暦 1860年)の「光明眞言一百萬遍供養」の塔のすぐ左隣に野ざらしで著しく風化した板石が建っています。最初はあまり気にも止めなかったのですが、多くの供養塔群中に...
千種の古城を確認する会2020年9月25日読了時間: 2分「奥西山さんぽ」で確認した石塔NO.7( 7 )堂坂の道標 千種町にとっては 、昭和55年は記念すべき年でした。それは、千種町制施行ニ十周年に当たった年だったからです。千種町ではこのお祝いすべき年に「千種の足蹝(あしあと)」を編纂しています。この書の中に、「西山には堂坂の下に、右 しそう道、左 ちくさ道の道標が...
千種の古城を確認する会2020年8月8日読了時間: 2分NO.6(附)千種町七野 大橋袂の「道標」「行者山」と言えば、「奥西山さんぽ」の関連踏査で明らかになった七野大橋の道標が思い出されます。大橋の東詰には、高さ101.0cm、横幅44.5cm、厚さ(奥行)48.0cmの花崗岩製の自然石を加工した道標が建っています。中央最上部に大日如来の簡略化した梵字が彫られ、中央の最...
千種の古城を確認する会2020年8月8日読了時間: 2分「奥西山さんぽ」で確認した石塔 NO.6(6)「大峯山上大権現碑」について 兵庫県と岡山県・鳥取県との県境は、中国山地の東端部に当たり、「氷ノ山」・「三室山」等の極めて高大な山塊が存在します。さらに兵庫県宍粟市千種町と岡山県美作市後山との間には、「後山(1,334m)」があります。この山は東に、そして南に尾根が広...